【ブログ】認知症の薬を効かせる秘密(10)効果その4

血圧の薬について考えます。
薬の効果は血圧計で測りますね。
いつまで改善し続けているのでしょうか。
大抵臨床試験で観察した期間よりも実際は長く飲み続けると思うんです。


認知症の薬についてはどうでしょうか。
直感で効いた、効かない、がわかるものでしょうか。
アリセプトの場合で証明された全般臨床症状、つまり医師の主観による効果判定。
それですらプラセボとの比較においてです。
医師の主観でこの薬が効いたかどうかを判断できることを保証するものではありませんね。

そもそも認知症の認知機能の変化は止めることはできません。
この薬を飲んでも進行を避けることができないことでしょう。
わかりやすくちゃんと書きます。

薬を飲んでも認知機能の低下はする。
でも飲まない場合よりもその速度が遅い。
しかも臨床試験の期間よりも効いているのかどうかは実際に調べなければわからない。

だって、調べなければいつ中止して良いのか。
増量して良いのか。
正直わからない。

えっ。
飲んでも悪くなる薬?
それでも飲まないよりもいいって?

そういうことです。

それでは、調べ方についてその具体についてお話します。

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