繁田先生丸
[顧問] 東京慈恵会医科大学 精神医学講座 教授 繁田雅弘医師


最近は、認知症を心配して医療機関を訪れる人が増えました。しかし症状が軽い段階では、正常(老化)と異常(病気)の区別が難しいのです。しかも、後に病気を発症する可能性を否定できません。だから病気でないことが分かっても、安心できない人も多いのです。その不安は医療の対象でないと言う人もいますが、私はその不安を支える医療者でありたいと思います。

そして診断がなされたら、服薬や介護保険のサービス利用だけでなく、病気との出会いを見守ったり、病気との付き合いを支えたりする医療でありたいと思います。また、認知症の有無を問うことなく、認知症の人にも、認知症でない人にも優しい社会を目指して、認知症の人や家族やその支援者たちと、力を合わせる医療でありたいと思います。

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栄樹庵SHIGETAハウスプロジェクト:ノーカット対談 繁田雅弘 X 木之下徹     
2021年10月16日にオンラインにて行われたSHIGETAの学校特別企画です。
<タイトル>
認知症の人が『さっきも言ったでしょ』と言われて怒る理由

<講師>
繁田雅弘医師(東京慈恵会医科大学教授)
木之下徹医師(のぞみメモリークリニック院長)

繁田 先生の活動をご案内します
(以下はhttps://shigetahouse.org/からの引用です)

「一般社団法人栄樹庵」は、人が住んでいた空気が残る空き家などを地域の方と一緒に再生し、「認知症をもつ人とその家族にとって安心できる場」「地域の人のための場」「認知症の啓発の拠点」となる「ハウス」をつくり、新たな価値を生み出す活動をしています。そのモデルとなるのが、2018年8月よりスタートした、繁田雅弘医師の生家を利用した「SHIGETA ハウス」での活動です。( 2019年4月に一般社団法人栄樹庵設立)「SHIGETA ハウス」は、認知症をもつ方・認知症をもつ方の家族にとって安心できる場となることがもっとも大切であると考え、活動しています。


 プロフィール

現職 東京慈恵会医科大学 精神医学講座 教授

東京慈恵会医科大学医学部卒業
1992年~1995年
スウエーデン・カロリンスカ研究所客員研究員
2003年
東京都立保健科学大学 教授
2005年~2010年
首都大学東京 健康福祉学部 学部長
2006年~2010年
首都大学東京大学院人間健康科学研究科 研究科長
2011年~2014年
首都大学東京 副学長
2014年~2017年
首都大学東京 教授
2017年~
東京慈恵会医科大学 精神医学講座 教授

  • 日本老年精神医学会  理事
  • 老年精神医学雑誌 編集委員
  • 日本認知症ケア学会 理事
  •  日本認知症ケア学会国際活動委員会委員長 (アジア・オセアニア認知症ケア専門士認定制度普及担当)
  • 日本臨床倫理学会 理事、
  • 日本脳電図トポグラフィー学会 評議員
  • 日本薬物脳波学会 理事
  • 日本保健科学学会 理事
  • Neuropsychobiology Associate Editor
  • Neuropsychobiology Editorial Board
  • 東京都医学総合研究所 理事
  • 高齢者医療研究機構 理事長
  • 厚生労働省医道審議会委員(理学療法士作業療法士分科会)
  • 東京都認知症対策推進会議 副議長
  • 東京都認知症対策推進会議 認知症医療部会長
  • 東京都人権施策推進指針に関する有識者懇談会委員
  • 東京都認知症疾患医療センター選考委員会
  • 東京都医師会認知症サポート医フォローアップ研修委員会委員
  • 東京都福祉保健財団 評議員
  • 東京都地方精神保健福祉審議会部会委員
  • 財団法人東京都人材支援事業団 評議員

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