武蔵野市訪問介護事業者分科会研修会報告

1月17日に、武蔵野市役所で木之下先生が講師となり、通所介護、通所リハビリテーションの事業者責任者の方に向けて認知症についての研修会が行われました。

この研修会では、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が2024年1月1日に施行されたことに伴い、新オレンジプランや認知症施策推進大綱からの推移や歴史について振り返りました。

また、研修会では「してあげる」ということの限界についても話されました。認知症には予防法がなく、治すこともできない、維持することもできない病気であるならば、周りの人はどのように関わり、一緒に考えていったら良いのかということが課題になります。目の前にいる人を「してあげる」「してもらう」という存在として捉えるのではなく、人としてどう見るかを考えていったら、いろんなことが変わってくるのではないかと話され『言葉にはしづらい、二人のかけがいのない関係に着目する視点があって、それを足場に介護や医療の中で実践すると、私たちの考えること・やること・なす事がそれなりに変わる』ことを強調しました。

研修会でのお話

のぞみメモリークリニックスタッフのバイブルとなっています木之下先生の著書:認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 のなかにも書かれています。研修会でのお話とも重なるのはP195-196あたりです。文字になったものを何度も読むことで、もっとわかりやすくなると思います。

ブログでも診療風景の中で説明しています。

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