第26回ピアサポート報告:鈴木敏明さん

12月17日(水)、今年もあと2週間となったこの日、第26回ピアサポートが実施されました。

鈴木敏明と言います。(名刺を差し出して)敏感の「敏」に「明るい」でトシアキ。ちっとも敏感じゃないんですけどね。でも、この肩書き、かっこいいでしょ?
『吾輩は認知症である』

こういう名刺を作って遊んでいます。私は6年前にアルツハイマー型認知症と診断されています。6年も認知症やってますからね、僕は認知症のベテランです。わかんないことがあったらなんでも聞いてくださいよ。

そんなふうに、まずは笑ってから始まります。

今回はたっぷりご自身のお話してくださる認知症当事者の方が多かったです。鈴木さんも自分の気持ちや体験を正直に話します。途中に自分の作った川柳も披露されました。

よく、忘れちゃうことが恥ずかしいこととか思う人もいるんだけど、認知症のベテランとしては(笑)仕方ないんで、川柳作ったんですよ。

忘れちゃう だからユカちゃん 覚えてて

誰でもいいんですよ、ミカちゃんでもリュウちゃんでも。親しい人に一緒に覚えってもらうっていう作戦もありますからね。覚えていなきゃダメだとかじゃなくて。
一緒に覚えるといいと思いますよ。

帰り際の笑顔

『今日は、言いたいことをいっぱい話せてよかった。ありがと。・・・スーッとした・・・』とEさん。少し名残惜しそうに席をたたれました。けれどもその表情からは少し心が軽くなった様子が伝わってきました。

鈴木さん、気持ちが温かくなるピアサポートをありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

    のぞみメモリークリニック一同より

鈴木敏明さんプロフィール

1958年 茨城県生まれ
映画会社の演出部を経てフリーのディレクターとしてテレビ番組を構成・演出していた時、アルツハイマー型認知症と診断された。60歳を迎えた頃だった。
自分に認知症があることを疑うことがなかったため、現場にも家族にも随分迷惑をかけてきた。なぜ、もっと早く気付かなかったのか…。だから、ボクはいま認知症の考察に邁進している。

12/17ピアサポート院長と鈴木さん
ピアサポートの休憩時間。木之下院長が声をかけてくれました。


鈴木敏明さんとのおしゃべり。ぜひ、皆さんも参加してみてください。スッキリするかも!

Information

鈴木さんのピアサポートは月1回実施しています。2026年の予定もバッチリ入っています。ご参加ご希望の方はのぞみメモリークリニック青山・佐々木まで。(0422-70-3880)

*受診の有無は問いません。

1月21日(水)2月4日(水)3月18日(水)
4月22日(水)5月13日(水)6月25日(木)
7月15日(水)8月28日(金)9月16日(水)
10月27日(火)11月18日(水)12月19日(土)

初診のご予約

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