意味性認知症の人は、言葉の意味がわからなくなり、本人は「自分がバカになったのではないか」と感じる。
支援では、言葉でのテストをしないとか、物・写真・身振りで意味を補うとかして、できるだけ自信を失わせないようにしたい。

例えば、
「名前が出なくても大丈夫。指さしでいい」と、ジェスチャーや、物品提示や、ほかの視覚支援を組み込むことで伝わることを経験してほしい。
あるいは、
「これかな? 違う? じゃあこっち?」というふうに、本人を試さず、伴走で当てるようにして、失敗体験を減らすことも有効だ。あるいは、「『上着を着る』→『玄関』→『靴』の順で行こうね。」などと、短い文で端的に具体的に言うのもいい。
そして、
「できない部分は私が補う。あなたは十分やれてる。」「あなたのせいじゃない。意味が取りにくいだけ」「ちゃんとわかってる」と繰り返し伝えたい。
繁田 雅弘
